Maropirkaの【なるたる】レビュー

※この記事は作品について私の思った事などをつらつらと書く物です。また、ネタバレを含む可能性が有りますのでご注意ください。

 

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 どうもこんにちは(╹◡╹)Maropirka(@NAl0lAN)です。

最初の記事だし何を書こうかと色々と悩んだのですが、丁度この間読んだ【なるたる】という作品について書いていきます。_φ(・_・

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○はじめに

 

 【なるたる】は鬼頭莫宏先生によって描かれた漫画です。鬼頭莫宏先生と言えば【ぼくらの】を描かれた先生ですので知っている人は多いと思います。

 【なるたる】をネットで調べると『グロ』『トラウマ』『試験管』など多くの不穏なワードが出てくる作品としても知られていますが、先生の独特な作風に惹かれて多くのファンがいる作品でも有ります。

 私も名前は知っていたのですが見たことも読んだこともない作品ということもあって読んでみました!

 

○あらすじ

 

 小学6年生の主人公の女の子の玉衣シイナが、夏休みを利用して祖父母の家がある島に行くところから物語は始まります。友達と海水浴をしてる最中溺れてしまうシイナですが、星の形をした不思議な生き物『ホシ丸』に助けられます。

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 物語はこの『ホシ丸』の謎とこれと同じ生物、通称『竜の子』とそれの保有者によって大きく動いていくことになります。

 

○感想

 

 全12巻と長くもなく短くもなくという個人的には丁度いいくらいの長さの話でした。最初はのほほんとした話の展開で、一体ここからどうやってネットで騒がれているような物語になるのかと思いました。内容の展開自体は面白いものの、そこまでキャラに感情移入をして読み進めていけるものではなかったです。

 感情移入し難い部分として、キャラの視点がちょこちょこ変わる事と、色々な話を盛り込んでくる事で少し話にまとまりが無く感じられるところかなと思います。所々この話必要?そんなに面白く無いぞ、と思ってしまう話もありましたが、まぁ漫画なのでつまらないと思ったところは気持ち軽めに読めば良いわけで気になるほどではなかったです。

 小中高生の精神的な不安定なところや、それに対する親の姿勢、学校の姿勢なども軽くですが描かれていて、話も薄くなくきちんとしているなと感じました。

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 そして、ついにかの有名なシーンに出会うわけですが、描写として細かくはっきりと描いてあるわけでもなく、そこに期待を持って読んでいた私からしたら少し残念な気持ちでした。たしかに、これをリアルと繋げて想像をすると気分の良いものでは有りませんが、そんな物は創作物ではよくある話です。そんな事より近親相姦しようとしてる描写の方が気になる!!おい待て、お前それはずるい!!とか思って読んでました。

 【なるたる】にはちょくちょく性行為を促す描写が見られ、この話、小中高生がメインの話だよな…マジかよ…エッチだ……って思いながら読んでいたものですから、読み終わったときの感想がグロかったとか、面白かったよりもエッチだったというこれまたどうしてという感想になってしまいました。

 エンドはこの手の話にはよくある終わり方で、まぁ着地するならそこだよなという感じでした。